基本的なアイディアは、あるドキュメントは潜在的ないくつかのトピックが混合していて、それぞれのトピックは語の分布で特徴づけられている、ということ。
論文[1]ではαとβというパラメータを用いてドキュメントが以下のように生成されると仮定している。
- ドキュメントのトピックの分布θがディリクレ分布Dir(α)に基づいて選ばれる。
- ドキュメントの語数N個になるまで以下を繰り返す。
- トピックznが多項分布Mult(θ)に基づいて選ばれる。
- 単語wnが確率p(wn|zn,β)で選ばれる。
ここで、ドキュメントにおけるαとβの値がわかれば、トピックがどんな割合であって(α)、そのトピックに関する語がどんな割合で存在するか(β)がわかる。つまり、ドキュメントが上のようなプロセスで生成されているとしてαとβの値はいくつかということを推定するのがLDAの目的。
αとβを推定する方法は変分ベイズEMアルゴリズムを利用するものやGibbs Samplerを利用するものなどが提案されています。また、いくつもの派生的なモデルも提案されています。
本稿では、論文[1]と
lda, a Latent Dirichlet Allocation packageのmatlabの方を
http://chasen.org/~daiti-m/dist/lda/
実行方法
要Numpy、SciPy。python lda.py [-Nclasses] [-Iemmax] [-Ddemmax] [-Eepsilon] 入力ファイル名 出力ファイル名classesはクラスの数。emmaxはEMの最大反復回数。demmaxは一つのドキュメントのEM最大反復回数。epsilonは収束条件。
たとえば、トピックの数が10個、「train」が入力で「model」に出力する場合は、
python lda.py -N10 train model
入力
テキストファイル。1:1 2:4 5:2ってな具合のフォーマット。行がドキュメント、<語のID>:<カウント>。SVMのライブラリでつかうフォーマットと似ている。上記の参考にしたサイトの上から1/3あたりのDownloadからcかmatlabバージョンをダウンロードして解凍するとtrainというファイルがありそのまま使える。
1:2 3:3 5:1 6:1 7:1
2:4 5:1 7:1
出力
<出力ファイル名>.alphaの二つ。alphaは長さがトピック数のリスト。betaはトピックの数×語の数の二次元リストになっている。はず。
<出力ファイル名>.beta
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